Fender StratocasterとPro Toolsでサウンドメイク;「Unknown Soldier」 [Pro Tools]
エレクトリック・ギターは、今までひたすら30年以上も前のYamaha SG300一本で頑張って来たんですが、ようやく新参者登場です。
その名も「Stratocaster」しかもFender Japanの.......って全然普通じゃん?....って感じですねよね....きっと
でも自分にとっては、相当新鮮です。
何しろ、何を隠そう、人生初の「トレモロ・アーム付きギター」なのです
こんなアナログのシンプルな仕掛けではありますが、相当遊べます。考えた人、偉大だと思いました
しかし、これでJeff Beckみたいな「揺ら揺ら(?)フレーズ」も意のままに弾ける!.......と喜び勇んで弾いてみましたが、もう全然........無理。
もっとバネ(?)減らせとか、ピッチ上げたいならブリッジをどうせいとか色々、設定やあるみたいですし、そもそもアーム握りながら、指で弾いて.....なんて、そうそう簡単にはできないな〜と、いきなり悟りました。
というわけで、普通に弾いてしまった記念すべきストラト使用第一弾がこちら「Unknown Soldier」です。
前回に続き、Pro Tools 10.2でMountain Lionのまま、でも今回はゼロから作って見ました。
ということで、ギター中心にサウンド解説です。
このストラトですが、ピックアップ3つのうちリアがハムバッキングになってます(特に改造したわけじゃなくて、最初かこうなってるモデルで.........そのせいか、ちょっと安いみたいです)。今回は、テーマのところで、そのリアピックアップ、ソロのところで、リアとミドルのハーフトーンを使いました。
まずテーマのところでのプラグイン設定です。
今回は画面にモロに向かって弾いてしまったせいで、ピックアップが拾ってしまったノイズが気になった為、波形でもフレーズとフレーズの間を切りつつ、Waves GTRでもゲートをかけて処理しています。
後はいつものようにRen Axeかけてダイナミクスを揃え、Elevenでドライブ、その後にやはりGTRのPitcherでオクターブ下を薄く鳴らしています。曲自体がにぎやか系のせいもあってか、これがあるのとないのとだと、大分、印象というか、ミックスの中のタチ具合が違ってました。その後ろのコーラスは結局使ってません(バイパス状態)。
次にギター・ソロのところです。
前半部分でやや無理矢理な感じでアームで細かなビブラートかけたりしてるんですが、張り切り過ぎてバネの音(?)がそのまま残ってしまいました。サウンドの設定はこんな感じです(この他にEQ3最後に使って簡単なイコライズ処理しています)。
当然、リアンプできるので別のアンプモデルも色々試しましたが、今回は最初に決めたモデルそのまんまです。
やはりPitcherでオクターブ下を軽くならしてます。Doublerは、ソロの後半でオートメーションを使ってバイパスを外してオンにしています。
正直,今回はストラトだからどうだみたいな特徴は、演奏面でもサウンド面でも出せたとは言えないです......が、色々試せたので、自分的には、凄く勉強になりました
最後にミックスウインドウです。
両方のギターには、WavesのSuper Tapディレイもかかってます。
設定は「Ping Pong」をそのままで、Auxに実行し、各トラックからエフェクトセンドで送っているので、ダイレクト音はオフにし、ディレイタイムをテンポに合わせることだけやってます。
ディレイは、他のものも色々試したのですが、効果も良いし、あと根本的に慣れているせいか、どうしてもこれを選んでしまいます。
FairChild 670は、実は今まで使い切れてなくて、あんまりかけた事ないんですが、今回はイントロのクラビネットのところで使ってます。たまたまかもしれませんが、いい感じでレベルが上がってくれました。
リバーブは、Dverb一個をディレイと同じく、Auxに実行して、かかり具合は各トラックのセンドで調整する感じです。
自分の場合は、リバーブは本当に部屋のアンビエンスという意味で、全音源に共有で一つだけ実行し、各音源の空間処理は殆どディレイでやってることが多いです。ボーカルとかがあるときっと違うんでしょうね。
ということで、久々にゼロから曲作れて、少し気持ちが晴れました
では暑い日が続きますが、皆様もメゲズに創作活動頑張ってください!