Gobbler:Pro Toolsセッションファイルをクラウド管理 [Sound Cloud]
AESでPro Toolsとのインテグレーションを発表した、クラウドベースのファイル管理/交換サービスであるGobblerを試してみました。
Gobblerに関する詳しい解説はこちらから。
また、ホームページには各機能の解説ビデオもあります。
簡単に言うと、自分のローカルドライブにあるPro Toolsセッションをクラウドベースでバックアップしたり、他のアーティストと交換できたりするということ。また、その際にセッションファイルだけを指定すれば関連するオーディオ・ファイルのみをアップロード(及びダウンロード)してくれるので、関連ファイルを見失ったりすることがないというもののようです。また、セッションが進んだ時も、差分だけをアップロード/ダウンロードできるのでコラボレーション時のファイル交換の効率が良いとのこと。Pro Tools以外のファイルにも対応しています。
今回は5GBのスペースが無料ということだったので早速登録/インストールしてみました。
作業はとっても簡単.....というか普通です。
早速、アップロードですが、まずドライブ内をスキャンします。
するとPro Toolsセッションファイルのみを見つけてくれます!
ということで、この「060628Trick」というファイルをバックアップ!
ここの環境(auひかり回線)で1GBを約5分でアップロード完了でした。
関連ファイルもこの通り。
セッションのバージョン違いも入ってます。
任意のセッションファイル(とその関連ファイル)を再度、ダウンロード可能です。
また、このセッションを他のユーザーへ送付も可能なので、デモデータのやり取りなんかも自由にできるという算段ですね。
今、ハードディスクもお安いですから、単純なバックアップニーズだけなら、価格的にも微妙ですが、こういうコラボレーションをやる場合は、とっても有意義かもしれません。特に海外のアーティストやエンジニアとのデータのやり取りはバイク便使うというわけにもいかないですからね。
余談ですが、このサービス、Sound Cloudにもしっかり対応しております。
アカウントを入れると、中身がご覧のように確認可能&バックアップしたり、トランスファーしたりすることができます。また、Sound Cloudに対して曲をアップロードしたり、セットを作ったりするのもここでできるようです。
再生数やフェバリットの数、日付け等のメタデータもしっかり見れるようになってます。
気になる価格は、トップページに堂々と出てはいますが、ここでも貼っておきます。
とりあえずの感想ですが、自分的には、他のアーティストとのコラボがない=バックアップニーズだけなので有料サービスにアップグレードした時のコスパが微妙ですが、やはりデータのやり取りをする方には、非常に便利なサービスに思えます。何しろ使い方がとても簡単です。
また、個人だけじゃなく、セキュリティー面をしっかり管理できれば、プロダクションやスタジオなどでも十分活用できるのではないかと感じました。