Sound Cloud、Pro Unlimitedアカウントへ移行! [Sound Cloud]
遅ればせながらSound Cloudのアカウント・プランが変わった事に気がつきました.....
この5月までは「Solo」というプランだったのですが、多分、今年からFree、Pro、Pro Unlimitedという3つのプランに集約されたようです(多分)。
恐らく変更のアナウンス来ていたのでしょうが、アッサリ見落としていました
ということで、最初はProに変更したのですが、アップロードできる時間数に限度があり、このブログで掲載している曲の一部のリンクが外れてしまったので、思い切ってPro Unlimitedというプランにアップグレードしました!
お値段は年€70.....円に直すと
ということです。
Pro Unlimitedにすると以下のような特典(?)が付きます。
特徴的なのは、無制限にサウンドをアップできる(但し、1ファイルのサイズは2GB以下で、週最大30時間以内)のと、スタッツを全て見れるようになるところでしょうか?
Spotligtは、自分のページでフィーチャーしたい曲を常にトップに設定できる機能(5曲まで)で、Quiet Modeというのは コメントをパブリックするかプライベートにするかの設定ができる.......という感じだと思います。
スタッツの部分でSoloとの違いは、いままでの聴いてくれた人の国等の情報に加えて、その曲にどこからアクセスしたかというソースが見れるようになった事だと思います。例えば下記のような感じ......
この曲の場合は、Sound Cloudのジャンルのページから聴いてる人が大多数なのがわかります。
ちなみに、この曲のジャンルはJazz Funkに設定しているので該当ページはこちらです。
確かに好みのジャンルに特化して聴けるので便利なページですね!
ところで、もう一つニュース。
といっても既に皆様ご存知でしょうが、WavesのプラグインがPro Tools 11に対応しました!
ということで晴れてPro Tools 10で作成したPhonixという曲のセッションファイルもPro Tools 11で無事オープン!
記念に、軽くエレピ系のバランスを取り直し、最近、気に入っているIKのT-RacksとPro Limitterの組み合わせでリマスターしてSound Cloundに上げ直しました!
Pro Toolsの絵図ら的にはこんな感じ.....
恒例のオフラインバウンス速度は約4倍速でした。
Sound Cloudのファイル・リプレイス機能を使って置き換えてしまったので、前のとは比較できないのですが.......こっちはこっちで気に入っています!
PT11とAmpliTube 3で1曲:Stealth [Pro Tools]
前回、Chimeraという曲で初めて使ったIK Multimedia AmpliTube 3ですが、今回はその特徴や機能を把握する目的も兼ねて一曲作ってみました!
では、早速、紹介を.....
この曲には全部で8トラックのギターが使われてますが、その全てにAmpliTube 3を使っています。
また、AmpliTubeに送る前に、レベル調整な目的でPro Compをやはり全ギタートラックに使いました(設定は全て同じです)。自分の場合は、比較的多くの音をピッキングするタイプなのですが、正直、音の粒にバラツキがあり、気になる事があるので、この処理は結構大事だったります。
触ってると面白くて、色々なタイプのサウンドを試したくなって、曲としてはちょっと支離滅裂になっちゃったかもですが、クリーン系、ワウ系、オーバードライブ系、ファズ系........とにかく、どんなサウンドでも一通り揃っている感じなので、ついつい詰め込んじゃいました。
ちなみにギターは全て同じ、いつものヤマハのSG300です。
まず最初のイントロのワウ系のリズムギターはプリセットのWha me & Comp Meを元に少しパラメーターをいじっただけですが、凄く気に入りました。一瞬、全編この感じでカッティングしてる曲にしようかなと思った程で、いずれまた使う思います。設定は、Pro Tools 11側のプリセットとして保存してます。
テーマ部分は、コード弾きなんですが、これも透明度があって凄く良い感じになってます。
これは、このプラグインのRack部分で設定できる、Digital ChorusとDigital Delayによるところが大きいです。
実際、このサウンドは、ディフォルト・プリセットに、この2つを追加しただけなんです。
Analogの方も良かったのですが、自分のギターは、ちょっと古いせいもあってかトーンが甘い部分があり、よりクリアなDigital ChorusとDelayの方がシックリ来ました。
一転してハードになる中間のキメ的な部分は、ギターを3トラック重ねています。
2本は、同じフレーズで一本はオクターブ上ですが、Amplitubeの設定は基本全て同じプリセットを元にしています、
後半のギターソロも同じ設定なので、そのプラグイン4つを同時に開いて、コンパクトエフェクター、アンプ、キャビネット、ラックエフェクターの順で並べてみました。
AmpliTube 3は歪み系のサウンドも非常に充実していて、実際、色々と試したのですが、最初に録音する時に「とりあえず」で当てていたこの設定が、やはり一番シックリきたので、それを元にしてる形です。
次のギター・ハーモニー・パートみたいなところでも、同じ設定を元にしています。
耳が慣れてしまったというのもあると思いますが、ミックスで一体感みたいなものを出したかったので、大きく異なったサウンドは選びにくかったというものあります。
中間でまた、ワウ系リズムギターが出てきて次がソロです。
ソロ前半は、クリーンなサウンドですが、浮遊感が出てる感じにしたかったので、ディレイを深めにかけてます。
ここでは、1本のギタートラックを複製し、それぞれにAmpliTubeを実行しています。
左側は、テーマの時と同じ設定ですが、右側のより甘いトーンを持つJazz '59を加える事で、少し太い感じになったと思います。
ギターソロ後半は、リズムソロみたいな感じですが、ソリッドな感じにしたかったのでアンプモデルを変えています。
ここもやはり前半と同じく、1本のギタートラックを複製し、それぞれに別々のAmplitubeを実行しています。
左側のプリセットのサウンドがメインで、イントロで使ったワウのプリセットを生かし右側がやや控えめなバランスになっています。
AmpliTube 3ですが、自分は標準のモデルに加え、Fender等を追加していますが、バリエーションが多彩で、どんなタイプの曲でも使えそうです。プリセットもまだ全部聴ききれないくらい数が豊富で、これは今までにない感動です。それらを元に自分のイメージに近づけて行くという音作りができるのが便利ですね。
Waves GTRもAAX64対応となってPro Tools 11で動作するようになったので、自分の手持ちとしては、Elevenと合わせて、3種類になりました。色々な選択肢があるのは心強いですね。
このセッションでも、前回同様、ダイナミック・プラグイン・プロセッシング・オンとそうでない時のCPU消費量を比較してみました。一番多くのトラックが再生されているのが、多分、ギターソロ後半部分だと思うのですが、そこでの様子です。
1.ダイナミック・プラグイン・プロセッシング「オフ」時:43%
2.ダイナミック・プラグイン・プロセッシング「オン」時:23-25%
ということで、前回よりははっきり違いが確認できました。
ただ、いずれにしろまだまだCPUパワーには余裕はある感じです。
録音時の「インプットバッファー」は、今回は64サンプルに設定しました。
32サンプルでも録音時は問題なかったのですが、音色を決めている際のAmpliTubeのプリセット選択時に、CPUパワーが足りないというエラーメッセージが出てしまう事があったので、一段階上げた形で使っています。64サンプルでも録音時のモニターには、大きな違和感はなかったです。
そして最後に「オフライン・バウンス」ですが、今回は約4倍速で実施できました!
今回もマスターフェーダーにT-Racks使っています。
Pro Tools 11で初ソング!:Chimera [Pro Tools]
今回はPro Tools 11のみを使って一曲作ってみました。
そんな記念すべき一曲目なのにとっても暗くてすみませんという感じですが「Chimera」という曲です。
Pro Tools 11の新機能ですが、日本語の字幕付きの下記のビデオがわかりやすいです。
自宅ではMboxを使っている、所謂、DSPカードを使用していない「CPUネイティブ環境」なので、この64-bit化されたメリットは、より大きいと感じています。
特に「インプット・パッファーとプレイバック・バッファーの分離」は重要で、この機能により、自分が作るセッションの規模であれば、ギターを弾く時にレーテンシーはほとんど気にしなくても良くなったのではないかと感じています。
従来までは、プレイバック・エンジンで設定するH/Wバッファーは、インプットとプレイバックで兼用していた為、セッションにプラグインを増やして行くと、このバッファーサイズを大きくする必要があり、従ってモニタリング・レーテンシーも大きくなってしまう為、弾きにくくなったり、どうしても耐えられない時は、幾つかのプラグインを無効にしたり、バックのトラックをバウンスしたりといった作業を行っていました。
Pro Tools 11では、このプレイバック・エンジン上での設定画面こそ変わらないものの、このH/Wバッファーはインプットのみに影響する数値となり、プレイバック用のバッファーサイズは、常にそのセッションのサンプルレイトに応じて最適値に固定(例えば48KHz時なら1024 Sample等)されるようになりました。
今回の曲では、最初にバックのトラック(ドラム、ベース、キーボード等)を作り込んでから、ギターをオーバーダブ(全部で8トラック)していく形にしましたが、その全ての過程でインプット・バッファーは上記のように32サンプルのままで作業可能でした。勿論、バックのトラックのプラグインもそのままで、全て再生させておくことができます。
この時、各ギターのトラック上にはAAXネイティブ64bit対応となったIK Multimedia AmpliTube3を実行し、そのサウンドをモニターしながらオーバーダブしていきました。
ギターアンプのプラグインはElevenが既にAAX 64bit対応だったのですが、やはりコンパクト系エフェクター等と組み合わせる事ができるオール・イン・ワン・タイプのAmplitube 3もやはり非常に便利です。
今回は、プリセットのサウンドを幾つか聴き、ほぼその設定のまま使用しているので深い部分の探求はまだですが、とにかくバリエーションが豊富だし、サウンドも素晴らしく、どんなジャンルの楽曲にでも使って行けそうです。
この曲では、8つあるギタートラックのうちの6つで使用しました。
シグナルフロー毎にコンパクト・エフェクター、アンプ、キャビネット(マイク)そしてマルチラック・エフェクターを設定していけます。
Amplitube 3のこれらのエフェクトを実行し、エフェクト音をモニターしながらもレーテンシーを気にせずにギターを録音し、そしてミックス時には、その作業の進捗に合わせてリアンプしていくこともできます。
Amplitube 3は、これからも使って行くと思いますので、さらに使い込んでから色々と紹介できればと思います。
Pro Tools 11の機能に戻ると、この曲では、CPUパワーに余裕があったので、大きな恩恵を受けたというわけではないですが、ビデオでも解説されている「ダイナミック・プラグイン・プロセッシング」も今後役に立ちそうです。
これはセッションにプラグインを実行しただけではCPUパワーは消費せず、そのトラックが実際に再生しプラグインが機能する時だけCPUを使うというものです。
今回の曲で無理矢理見てみると、まず下記が最初のイントロの部分のCPU消費量
合計で16%の使用量です。
次が、最も再生しているトラック数が多い、後半のギターソロ部分ですが、ご覧の通り24%の使用量となっています。
イントロ部分でも、ギターソロ部分でも再生していないトラックのプラグインはCPUを消費しないというのがポイントですね。
この曲の場合、オーディオとバーチャル・インストゥルメント・トラックが合計22(全てステレオですので44ボイス)使っていますが、この時代、そんなに多いとも言えない為、実は「ダイナミック・プラグイン・プロセッシング」をオフにしても、全体のCPU消費量は35%程度でしたので、これがオンだったから再生できたというわけではなかったのですが、今後、より多くのトラック、プラグインを使って作業する場合には役立ってくれそうな機能です。
そんなこんなでミックス作業を行っていったわけですが、AAX64bit化の時期等も影響する為、Pro Tools 11になってから使用するプラグインの面子にも変化が出てきそうです。今回もこのAmplitube 3やBlue Cat AudioのEQなども使い、またリバーブはAAXネイティブに対応したRevibe IIを使用しました(贅沢にも2個使い)。
また、マスタリングには、こちらも最近AAX 64-bit対応となったIK Multimedia T-RackSとリミッター部分だけPro Limitterを組み合わせて使うという、初の試みを実施してます。
T-RackSもなかなか奥の深いプラグインで、この曲ではベース等にも使いました(ベースの音源はXpand 2です!)。これもプリセット使っただけなので、今後また紹介するようにします。
そして今回のオフラインバウンスの速度は約6倍速。
そのままSound Cloudに上げました!
Pro Tools 10 & 11初コラボソング!: Phoenix [Pro Tools]
64bit化されたPro Tools 11に乗り換えるべくCPUを買い替えてApple iMacの2012年暮モデルにしました。
乗り換え作業は約半日。特に問題もなく普通に快適です!
メモリーは気合いを入れて16GBにしました(これまでは4GB)が、実は自分の使い方(=ビデオは扱わない)なら8GBでも良かったのかもです。
早速、Pro Tools 11で一曲......と行きたいところですが、とりあえずPro Tools 10で作りかけの曲があったので、Pro Tools 10.3.6も共存させて、まずはそちらで作業開始。
Pro Tools 11とPro Tools 10.3.6共存時の注意事項はこちらから。
というわけで完成した曲がこの「Phoenix」です。
自分的には力作というか、か〜なり苦労して作りましたので、是非、ご一聴ください!
セッションはPro Tools 10ですのでお馴染みの風景。
ギターは、テーマを弾いてるリード、ソロ、キーボードソロのバック、テーマに戻るところのアルペジオ部分等合計6トラックで大量プラグイン実行中ですが、ディレイはWavesのSuper-TapのSkaというプリセットを使ったもの1つだけで各トラックのセンド量を調整してかかり具合を変えてます。
リードとソロには、お馴染みElevenを使って歪ませつつ、厚みを持たせるためWavesのDoublerをやや控えめにかけてます。
ギター・ソロは、普通はアドリブで何テイクか録って良いところを切り貼りして完成するパターンが多いのですが、今回はアドリブを基本としつつも、珍しく途中のフレーズも考えてパンチインとかもしています。
エレピの音はVelvetで、オルガンソロはDB-33(下図)、後はシンセもストリングスも全てXpand 2を使いました。
キーボードは、全くうまくないので、それこそ適当に弾いてMIDIで編集というパターンです。
ドラムとベースは、ループ・ネタの切り貼りですが、Elastic Audio/Pitchを使ってテンポやキーを合わせ、異なったサンプル同士が違和感なくつながるようEQで音色を調整しています。
ドラムは結構な迫力だと思うんですが、これはWavesのTony Maserati-GRPによるところが大きいです。
このプラグインは、複数のドラム・トラックをまとめたサブグループにまとめてかけています。
最初は他のEQやダイナミクス系を使って音作りをしていたのですがシックリこず、このプラグインを使って Drum Liveというボタンを押したら「あ〜ら、不思議」、一発で気に入った感じになったのでそのまま採用してしまいました。
マスターは、Maximを使って6dB程度叩いています。
この曲、実は都合10回くらいSound Cloud(Replace機能を使って置き換え)に上げ直しています。
というのも、元のファイル(24bit/48Khz)では気にならなかったハイハットの高周波数部分が、Sound CloudのこのHTML5プレイヤーで聴くと、フェイズアウトが酷く気になるようになってしまったからです。
Sound Cloudのこのプレイヤーは、確かMP3 128Kになっているはずで、元のファイルをこのフォーマットにトランスコードする際に、やはりこういった音質的な劣化を起こしてしまうようです。
気にならないときは気にならないのですが、今回はその変化の度合いが激しかったので、何とかそれを最小限にしようと、マスターでEQをかけ直したりして、Pro Tools 10で何度かオンライン・バウンスしていたのですが、それをまたSound Cloudに上げては聴くという作業を何度も繰り返していると非常に時間がかかってしまい、効率がよくありません
というわけで、ここで、今回は使う予定のなかったPro Tools 11の登場です。
目的は「オフラインバウンス機能」です。
この機能自体の説明に関しては、英語ですが下記のビデオがわかりやすいです。
まずPro Tools 10を使ってミックスし完成させた24bit/48Khzのステレオファイルを作ります。
それをSound Cloudに上げてみて、トランスコードされたサウンドを聴き、フェイズアウトして特に気になると思われる高域周波数を部分的にカットする為、Pro Tools 11上で取り込んだステレオファイルに、Blue Cat Audioが出しているフリーのAAX 64bit対応プラグインの一つである Blue Cats Triple EQというのを使って調整(曲のパート毎に微妙にパラメーターを変えるオートメーションを実行)します。 Blue CatsのAAX無償プラグインは他にも下記に表示されているような周波数アナライザーやコーラス、フランジャー等もありとても便利です。勿論、他のより高度な機能を網羅した有償版も用意されています。
全体の調整が終わったら、オフライン・バウンス機能を使ってファイルに書き出し、再度、Sound Cloudに上げてチェックするというパターンでの作業です。
Pro Tools 11のオフラインバウンス機能は、非常に高速で、この場合は、実時間の約33倍速で書き出す事ができました。
良い結果を得られるまで、これを何度も繰り替えすと、このチェック自体は、面倒な作業であることに変わりはないものの、これまでよりは遥かに効率良く楽に作業ができます。
このオフラインバウンス機能、今後、自分的には、全体のステレオミックスを作成したり、オーディオのエフェクトプリントをする事以外に、恐らくバーチャルインストルメントのオーディオ化でも結構活用すると思います。
これはCPUパワーの節約という意味もありますが、自分の曲の作り方だと、特にリズム系音源はMIDIデータのまま扱うより、オーディオデータにしてから扱った方がフレーズの構築やループの組み替え等が便利な場合が多いからです。
今回の作業に関して言えば、結論的には、音質自体が損なわれないようにカットする帯域やdBを控えめにすると位相ズレは消えず、かと言ってあんまりカットすると迫力のないサウンドになってしまう......ということで、元のサウンドを大きくいじるという事にはなりませんでしたが、オフラインバウンス機能のおかげて、その試行錯誤の時間も最小限に抑えられたし、かつSound Cloudのトランスコーダーの特徴らしきものも、改めて認識し直すことができました。
もしSound Cloudプレイヤーで聴いたみて音質が気になるようだったら、オリジナルの24bitファイルもアップされていますので、ダウンロードして聴き比べてみてください。
ということで、今回はPro Tools 10で作業中のセッションを使った曲を完成させる事を優先した為、奇しくもPro Tools 11と役割分担したような使い方にはなりましたが、ある意味、試運転というか、新機能の使い方やユーザーインターフェイス等に慣れる事はできたので、今後は対応プラグインの特徴を吟味しつつ、最初からPro Tools 11を使って楽曲作りをしていきたいと思います!
Pro Tools 10.3.3、Gobblerへの送信機能に対応! [Pro Tools]
Pro Tools 10.3.3がアナウンスされました。
主にこれまでの問題点の幾つかのフィックスが中心ですが、クラウド・サービスであるGobblerへのセッション/バウンスファイル/クリップファイルのアップロード機能が新たに追加されています。
Gobblerに関しては、こちらをどうぞ。
Pro Tools 10.3.3のファイル・メニューから「送る」を選ぶと、DigideliveryやSibelius(余談ですが、昔、これを"シベリアに送る"と読み間違ってる人がいました.....って、不毛地帯かっ!!)に加えて、今回このGobblerが加わり、そのセッションファイルを共有の為、クラウド環境へとアップロード可能となったわけですね。これにより、GobblerはポストDigideliveryの代表格認定になったという感じでしょうか?
バウンス時では「共有」のところから選択します。
この場合は、セッションファイルではなく、ミックスした一本化ファイルがアップされ、設定次第ではパブリックにダウンロード可とすることもできるようになるようです。
他に「クリップ・リスト・ウインドウ」からエクスポートで、「クリップ」単位でのGobblerへの送信も可能とのこと。
この機能に関する、さらに詳しい情報は、英文ですが、こちらで取り上げられています。
ここでは、今はまだメアドを入れてからのアップロードになるところを、「ピュアに自分のバックアップとして、メアド入れなくても上げられると良いのに」的なリクエストも出てるんですが、こちらはPro Toolsではなく、Gobblerの方の将来的なバージョンアップで対応するらしいです。
確かに、この機能自体は、実際にはPro Toolsの新機能というより、そういったサードパーティーのサービスを、より便利んに利用できるようになりましたという趣です。
ということで、クラウドベースのセッション共有環境がより身近になりました!
Gobbler:Pro Toolsセッションファイルをクラウド管理 [Sound Cloud]
AESでPro Toolsとのインテグレーションを発表した、クラウドベースのファイル管理/交換サービスであるGobblerを試してみました。
Gobblerに関する詳しい解説はこちらから。
また、ホームページには各機能の解説ビデオもあります。
簡単に言うと、自分のローカルドライブにあるPro Toolsセッションをクラウドベースでバックアップしたり、他のアーティストと交換できたりするということ。また、その際にセッションファイルだけを指定すれば関連するオーディオ・ファイルのみをアップロード(及びダウンロード)してくれるので、関連ファイルを見失ったりすることがないというもののようです。また、セッションが進んだ時も、差分だけをアップロード/ダウンロードできるのでコラボレーション時のファイル交換の効率が良いとのこと。Pro Tools以外のファイルにも対応しています。
今回は5GBのスペースが無料ということだったので早速登録/インストールしてみました。
作業はとっても簡単.....というか普通です。
早速、アップロードですが、まずドライブ内をスキャンします。
するとPro Toolsセッションファイルのみを見つけてくれます!
ということで、この「060628Trick」というファイルをバックアップ!
ここの環境(auひかり回線)で1GBを約5分でアップロード完了でした。
関連ファイルもこの通り。
セッションのバージョン違いも入ってます。
任意のセッションファイル(とその関連ファイル)を再度、ダウンロード可能です。
また、このセッションを他のユーザーへ送付も可能なので、デモデータのやり取りなんかも自由にできるという算段ですね。
今、ハードディスクもお安いですから、単純なバックアップニーズだけなら、価格的にも微妙ですが、こういうコラボレーションをやる場合は、とっても有意義かもしれません。特に海外のアーティストやエンジニアとのデータのやり取りはバイク便使うというわけにもいかないですからね。
余談ですが、このサービス、Sound Cloudにもしっかり対応しております。
アカウントを入れると、中身がご覧のように確認可能&バックアップしたり、トランスファーしたりすることができます。また、Sound Cloudに対して曲をアップロードしたり、セットを作ったりするのもここでできるようです。
再生数やフェバリットの数、日付け等のメタデータもしっかり見れるようになってます。
気になる価格は、トップページに堂々と出てはいますが、ここでも貼っておきます。
とりあえずの感想ですが、自分的には、他のアーティストとのコラボがない=バックアップニーズだけなので有料サービスにアップグレードした時のコスパが微妙ですが、やはりデータのやり取りをする方には、非常に便利なサービスに思えます。何しろ使い方がとても簡単です。
また、個人だけじゃなく、セキュリティー面をしっかり管理できれば、プロダクションやスタジオなどでも十分活用できるのではないかと感じました。
Pro Tools 10.3.2アップデイト完了! [Pro Tools]
久々にPro Toolsを起動したところ、下記のようなアップグレードを促すようなメッセージが.......
おお、そうかそうか、そう言えばPro Tools 10.3.2が出てたんだ〜と思い、早速、ダウンロード。
そして無事インストール完了しました。
ということで、確認(?)の為、簡単ではございますが、『Ride The Beam」というデモ曲を作成してみました。
この後、どう発展していくのか.......
今の時点では全くアイディアない状態なので、完成しないまま終わるかもですが
念のためスクリーンショットを........ベースラインとドラムはTransfuserです。
ギターは相変わらずのElevenとWaves GTRのコンビネーションです。
ということで、10.3.2登場の巻でした!
Next Sound Cloudベータサイト体験中! [Sound Cloud]
5週以内に1000再生のハードルを全く越えてないのに、熱意(?)が通じたのか無事、Next Sound Cloudのベータサイトにアクセスできるようになりました........というか、もうこれ誰でも入れる状態なんでしょうかね?
一応、ここにベータサイト利用についての注意事項みたいなものが掲載されています。
まだ限定的なベータなので、通常版にある機能の幾つかが欠けてる状態なので注意してねってことだと思います。
取りあえず気にせずやってみたところ、Look & Feelが下記のように大分変わりました。
肝心の新機能は、
Continuous Play : 曲を再生中にページやタブを切り替えても継続再生してくれる機能。ながら作業にグッドですね。
Reposts: TwitterのRe-Tweetみたいなものってことですが、自分がフォローしているアーティストの曲をRepostすると,今度は自分のフォロワーにその曲をフィードできる機能のようです。早速トライ.....といっても。自分のStream内にある曲の左下にあるRepostとというボタンがあるので、それを押すだけです。
このRepostが続くと、限りなくその曲を聴いてくれる人が増えるという算段なんでしょうね。
そんなにうまく行くのかな〜?でも、面白い機能ですね。
Sets:これはSetというボタンを押すと、簡単に設定されている任意のセットにその曲を追加できるという機能ですね。
Real-time Notification:これは曲にLike(所謂、「いいね」)やコメントがついたら、それを「即」お知らせしてくれるプッシュ型の通知機能ですね。仲間と曲作って、そのやり取りする時なんかには便利そう。
まだ慣れてないところありますが、なかなかいい感じです。
試しにPro Toolsで曲を作り始めた頃の昔の作品を上げてみました。
5年くらい前でしょうか?心なしか初々しい感じがしますね。
本当は、華麗に新曲と行きたかったところなんですが、まあ、温故知新ということで.....
次世代Sound Cloud「Next 」登場間近!? [Sound Cloud]
Sound Cloudエバンジェリストを目指してた自分としては大失態........なんと今年の五月にSound Cloudの次世代バージョン「Next Sound Cloud」が発表されておりました。
まだベータのようで、Repostという機能がウリらしいですが、詳細はわかりません.......そもそも、そんな発表があったこと自体、全然気がつかなかった........
Sound Cloudからは登録者に今から5週間以内に1000回再生される曲があったら、ベータテストさせてあげるよん的なメールを送ってるようです(自分には昨日来てました.....)。詳しくは、ここからどうぞ。
しかし、5週間立ってからベータテスト開始(?)ということは、実際に出てくるのは、まだまだ先ってことなんでしょうかね?
いずれにしろ、その新しい「Next Sound Cloud」早く試したいな〜ということで、自分の中で1000回再生に近い曲探してみたら下記がベスト3でした(多分)。
第一位は、気持ちはツェッペリン、でもなぜかエアロスミス風になったと噂のRed Oceans。
第二位は、低音重視!イメージは「今風ダンス・サウンド with ギター」だったMultiplies
第三位は、目指せ世界は一つ.....でお馴染みのオリエンタル風(?)サウンド目指した「Union」
全部、精一杯やってはいるんですが、でも、今のペースでは5週間で1000に届くのは遠そうだな〜。
何となくですが、立ち位置的には、上から民主党、自民党、維新の会.....という、どれでもいいような、どれも選びたくないような.......そんな感じでしょうかね?
いずれにしろ、皆様の清き一票を宜しくお願いします
Pro ToolsのAIRプラグイン活用で「Lost」完成 [Pro Tools]
前回、デモバージョンということでSound Cloudにアップした「Lost」という曲を完成させました!
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
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自分では久々に結構気に入ってます
使用ギターは、以前紹介したFenderのStratcastorで、ピックアップは、フロントとセンターのミドルです。
ストラトの特徴生かしてるトーン&フレーズではないかもしれないですが、この曲には一番シックリ来ました。
プラグイン・エフェクトは、テーマもソロも、Waves GTRのNatural Beautyというプリセットほぼそのままで、AIRのWiderを微妙に設定変えて実行しています。
まずはテーマの方、
そしてソロの方です。
こちらは終盤でオクターブ下を微かに鳴らすためPitcherを加えています。
ギター以外は、Xpand(ベース、イントロのシンセ), Hybrid(中間部のシンセ), Velvet(エレピ)といったソフトシンセを活用し、ドラム類は全てループサウンドとなっています。
この曲では、Pro Toolsに付属のAIRのプラグインをかなり活用しています。
イントロのシンセのところでは、音がグルグル回るエフェクトを実行したり、このギターでは広がりを出したり、また、テーマ終わりの妖しげな展開部に入るところでは、シンバルを逆転再生させたサウンドに2種類のAIRを実行してSE的な面白い効果出しています。
使用前のサウンドはこちら
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そしてエフェクト後はこちらです。
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ここ最近は、極力、付属プラグインだけで色々やりたいと試行錯誤中ですが、このAIRプラグインをうまく使えるようになると幅が広がりそうな予感です