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PT11とAmpliTube 3で1曲:Stealth [Pro Tools]

前回、Chimeraという曲で初めて使ったIK Multimedia AmpliTube 3ですが、今回はその特徴や機能を把握する目的も兼ねて一曲作ってみました! 


では、早速、紹介を.....

この曲には全部で8トラックのギターが使われてますが、その全てにAmpliTube 3を使っています。
また、AmpliTubeに送る前に、レベル調整な目的でPro Compをやはり全ギタートラックに使いました(設定は全て同じです)。自分の場合は、比較的多くの音をピッキングするタイプなのですが、正直、音の粒にバラツキがあり、気になる事があるので、この処理は結構大事だったります。

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触ってると面白くて、色々なタイプのサウンドを試したくなって、曲としてはちょっと支離滅裂になっちゃったかもですが、クリーン系、ワウ系、オーバードライブ系、ファズ系........とにかく、どんなサウンドでも一通り揃っている感じなので、ついつい詰め込んじゃいました。

ちなみにギターは全て同じ、いつものヤマハのSG300です。

まず最初のイントロのワウ系のリズムギターはプリセットのWha me & Comp Meを元に少しパラメーターをいじっただけですが、凄く気に入りました。一瞬、全編この感じでカッティングしてる曲にしようかなと思った程で、いずれまた使う思います。設定は、Pro Tools 11側のプリセットとして保存してます。

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テーマ部分は、コード弾きなんですが、これも透明度があって凄く良い感じになってます。
これは、このプラグインのRack部分で設定できる、Digital ChorusとDigital Delayによるところが大きいです。
実際、このサウンドは、ディフォルト・プリセットに、この2つを追加しただけなんです。
Analogの方も良かったのですが、自分のギターは、ちょっと古いせいもあってかトーンが甘い部分があり、よりクリアなDigital ChorusとDelayの方がシックリ来ました。

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一転してハードになる中間のキメ的な部分は、ギターを3トラック重ねています。
2本は、同じフレーズで一本はオクターブ上ですが、Amplitubeの設定は基本全て同じプリセットを元にしています、
後半のギターソロも同じ設定なので、そのプラグイン4つを同時に開いて、コンパクトエフェクター、アンプ、キャビネット、ラックエフェクターの順で並べてみました。

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AmpliTube 3は歪み系のサウンドも非常に充実していて、実際、色々と試したのですが、最初に録音する時に「とりあえず」で当てていたこの設定が、やはり一番シックリきたので、それを元にしてる形です。

次のギター・ハーモニー・パートみたいなところでも、同じ設定を元にしています。
耳が慣れてしまったというのもあると思いますが、ミックスで一体感みたいなものを出したかったので、大きく異なったサウンドは選びにくかったというものあります。

中間でまた、ワウ系リズムギターが出てきて次がソロです。
ソロ前半は、クリーンなサウンドですが、浮遊感が出てる感じにしたかったので、ディレイを深めにかけてます。

ここでは、1本のギタートラックを複製し、それぞれにAmpliTubeを実行しています。
左側は、テーマの時と同じ設定ですが、右側のより甘いトーンを持つJazz '59を加える事で、少し太い感じになったと思います。
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ギターソロ後半は、リズムソロみたいな感じですが、ソリッドな感じにしたかったのでアンプモデルを変えています。
ここもやはり前半と同じく、1本のギタートラックを複製し、それぞれに別々のAmplitubeを実行しています。

スクリーンショット 2013-09-14 17.47.57.png

左側のプリセットのサウンドがメインで、イントロで使ったワウのプリセットを生かし右側がやや控えめなバランスになっています。

AmpliTube 3ですが、自分は標準のモデルに加え、Fender等を追加していますが、バリエーションが多彩で、どんなタイプの曲でも使えそうです。プリセットもまだ全部聴ききれないくらい数が豊富で、これは今までにない感動です。それらを元に自分のイメージに近づけて行くという音作りができるのが便利ですね。

Waves GTRもAAX64対応となってPro Tools 11で動作するようになったので、自分の手持ちとしては、Elevenと合わせて、3種類になりました。色々な選択肢があるのは心強いですね。

このセッションでも、前回同様、ダイナミック・プラグイン・プロセッシング・オンとそうでない時のCPU消費量を比較してみました。一番多くのトラックが再生されているのが、多分、ギターソロ後半部分だと思うのですが、そこでの様子です。

1.ダイナミック・プラグイン・プロセッシング「オフ」時:43%
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2.ダイナミック・プラグイン・プロセッシング「オン」時:23-25%
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ということで、前回よりははっきり違いが確認できました。
ただ、いずれにしろまだまだCPUパワーには余裕はある感じです。

録音時の「インプットバッファー」は、今回は64サンプルに設定しました。
32サンプルでも録音時は問題なかったのですが、音色を決めている際のAmpliTubeのプリセット選択時に、CPUパワーが足りないというエラーメッセージが出てしまう事があったので、一段階上げた形で使っています。64サンプルでも録音時のモニターには、大きな違和感はなかったです。

そして最後に「オフライン・バウンス」ですが、今回は約4倍速で実施できました!
今回もマスターフェーダーにT-Racks使っています。
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